学術集会 - 一般財団法人 日本プラセンタ医学会

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学術集会

第36回「日本プラセンタ医学会」大会 開催概要

申込ボタンsyorokuprogram

  ポスター配布

以下のポスターからダウンロードの上、自由にご使用いただけます。

関係者の皆様へのご配布、並びに大会周知についてご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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開催期間

2025年11月9日(日)

 大会:10:00~16:30 ※9:30受付開始

会場

サン・ピーチOKAYAMA

岡山県岡山市北区駅前町2-3-31

主催 一般財団法人 日本プラセンタ医学会
大会実行委員長

川口 光彦(川口メディカルクリニック 院長)

副委員長 金子 法子(針間産婦人科 院長)
メインテーマ プラセンタ医療の現在と未来 ~医療難民の方々へ 希望の光を~
プログラム

時間割 

抄録  ※準備中

参加費

会員     13,000円(当日支払い15,000円)

非会員    15,000円(当日支払い17,000円)

学生       3,000円(当日支払い5,000円)

同伴スタッフ   5,000円(当日支払い7,000円)

入会者特典 無料

紹介者特典 無料

宿泊手配

ホテル:サン・ピーチOKAYAMA 
宿泊日:11月8日(土)
お部屋:シングル(禁煙)
室料:¥8,500 / 室(朝食付 諸税込)

※数に限りがございますのでお早目にお申し込みください。

登録期間

事前登録:2025年11月4日(火)16:00まで

※以後の申込は事務局までメールでお問い合わせください。このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

登録方法

①オンライン登録

 申込ボタン2  

②FAX送信 

 ちらし裏面をプリントアウトして事務局(03-6264-3016)まで

 FAX送信のうえ、参加費は下記銀行口座に登録期限までにお振込みください。

 三菱東京UFJ銀行 月島支店 普0088594 一般財団法人日本プラセンタ医学会

参加登録者へ

10月下旬以降順次参加証を郵送いたします。当日は参加証をお持ちください。

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第35回「日本プラセンタ医学会」大会開催

 「多様化する医療ニーズに応える~プラセンタの可能性~」をテーマに

特別講演は、株式会社ヘルシーパス代表取締役 田村忠司氏に「医療機関の幸せなサプリメント活用法」を、
招待公演は、女子医大学附属足立医療センター心療・精神科 教授の大坪天平先生に「女性特有のうつに
どう対応するか-PMS、PMDD、PME、更年期障害を含む-」をお話しいただいた。どちらもこれからの
医療機関の経営や日々の臨床において有益なお話となった。また、昨今の国際状況の影響により動画での
ご発表となったが、ロシアから国立モスクワ医科歯科大学のリオニード・ボリソヴィチ・ラゼブニク教授に
「Possibilities of iron modulation by human placental hydrolysate」をご講演いただいた。ロシアは
プラセンタ療法が盛んで、弊会理事らもロシアへ講演に訪れることがあった。
この他、今回も多数症例発表があり、明日からのプラセンタ療法に役立つお話しを聞けた会であった。

 

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特別講演は、株式会社ヘルシーパス代表取締役田村忠司さんに「医療機関の幸せなサプリメント活用法」、招待公演は、女子医大学附属足立医療センター心療・精神科教授の大坪天平先生に「女性特有のうつにどう対応するか-PMSPMDDPME、更年期障害を含む-」をお願いしています。どちらもこれからの医療機関の経営や日々の臨床において有益なお話になると思います。また今回は、動画でのご発表となりますが、ロシアから国立モスクワ医科歯科大学のリオニード•ボリソヴィチ•ラゼブニク教授の「Possibilities of iron modulation by human placental hydrolysate」のご発表があります

第34回「日本プラセンタ医学会」大会開催

 「氷河の流れのように
   ~プラセンタが明日への確かな「力」となるために~」をテーマに

福岡での開催が7年ぶりとなった今大会では、「招待講演」にプラセンタの薬効としても鍵となる「睡眠」と

「抗加齢」について、最新トピックスをご教授いただいた。

分科会からは、6部門の症例報告があり、即実践型の臨床応用を学ぶことができた。 
プログラム最後には、中村哲先生のこれまでの偉業と現在進行中の活動について、長年傍で支え続けた方々の
お話を伺うとともに、私たちが時折立ち止まって考える「医のこころとは何か」という根源的な問いに向き合う
時間となり、最後まで盛況のうちに幕を閉じた。

 

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第33回「日本プラセンタ医学会」大会開催

 ~プラセンタの歴史を紡ぐ~をテーマに

過去のプラセンタ療法の歴史から、現在の臨床現場では具体的な活用例、そして、プラセンタ療法の今後、新しく明るい未来を予感させる基礎医学研究からオンライン診療まで幅広く網羅し、プラセンタ療法のこれまでとこれからの歴史を紡ぎ出した。

今回の新しい試みである医療従事者を目指す学生に向けた講演「医薬系学生にもわかるプラセンタ療法の話」長瀬眞彦先生(吉祥寺中医クリニック 院長)には、多くの学生が集まり、新たな時代を予感させた。

招待講演には女性医学、更年期医学領域における日本のリーダー、寺内公一教授(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 茨城県地域産科婦人科学講座 教授)をお招きし「更年期障害はプラセンタの夢をみるか?」。さらに、特別講演は、鈴木直教授(聖マリアンナ医科大学産婦人科学主任教授、国際妊孕性温存学会理事長)のよる「小児・AYA世代がん患者に対するがん・生殖医療の今後」。

学生に向けたプラセンタ療法の基本的な教育的な演題から、明日からの臨床に役立つ、あるいは応用できる演題。そして、未来に繋がる基礎研究から新しい診療形式まで、大変充実した大会であったと言えよう。

 

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第32回「日本プラセンタ医学会」大会開催

「心身共に健康で美しく歳を重ね終焉を迎えるためには」をテーマに

とかく巷では「プラセンタの使用=アンチエイジング」という印象が先行する。
アンチエイジング作用はいわずもがな、各疾患の治療としてプラセンタの有効性は多々ある。

しかし延命を望むものの、終焉は必ず訪れる。終焉を迎える日を想像しつつ、日々を美しく生きたい

今回のプログラムは、この想いを具現化したと言えよう。

招待講演では、山口大学産科婦人科学講座教授の杉野法広先生に「生殖医療とアンチエイジングホルモン
・メラトニン」。
特別講演では、山口大学国際総合科学部教授小川仁志先生に「人生100年時代の〈老い〉
を哲学する~美と性、そして死~」として、
アンチエイジングと死の相反する両面からの専門的知見を
伺った。
また、維新の志士を数多く輩出した山口県での開催でもあり、宇部フロンティア大学 特命教授
内田鉄平先生に維新を中心に山口の歴史を講演頂いた。

心身共に健康で美しく歳を重ね終焉を迎えるそのヒントを得られた有意義な大会であった。

                                   (大会実行委員長 金子法子)         

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第31回「日本プラセンタ医学会」大会開催

──「プラセンタ療法の発展に向けて」をテーマに──

 今回のテーマは「プラセンタ療法の発展に向けて~もう一度臨床に立ち返ってみる~」としました。

理由は、私(長瀬眞彦大会実行委員長)が理事長に就任した時に掲げた日本胎盤臨床医学会の5つの活動目標が
未だ不十分にしても、ある程度達成出来たことで、もう一度臨床に立ち返ろうという気持ちからです。
指定演題は全てこのテーマに沿っています。
今後のプラセンタ医学発展のビジョンを提示する目的では、招待講演として、高江正道先生(聖マリアンナ医科大学
産婦人科学教授)に「小児・AYA世代がん患者に対するがん・生殖医療の現状と課題」、笛木司先生(松花堂マツヤ
薬局・東邦大学医学部 東洋医学研究室・名古屋市立大学大学院薬学研究科生薬学)に「紫河車雑話」、また、特別
講演として中畑泰和先生(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 神経機能学分野准教授)に「ヒト胎盤抽出の効果に
関する基礎研究~皮膚細胞への影響~」のお話を頂けることになりました。いずれも、それぞれの分野で第一人者の
先生方です。

 プラセンタ療法の有効性をより明確にし、それにより多くの病に苦しむ人々の症状改善に寄与することを目指して
いくのは、理事長が変わっても引き継がれてゆく、当学会の根幹をなすスピリットです。

 中村光伸新理事長共々、「日本プラセンタ医学会」を引き続き宜しくお願い申し上げます。

                                              (大会実行委員長 長瀬眞彦)
〔講演の演題及び演者〕

〔指定演題1〕

『大学病院へのヒト胎盤由来成分含有製剤導入の試み』
  五十嵐 豪(五十嵐レディースクリニック 院長/聖マリアンナ医科大学産婦人科学 非常勤講師

        一般財団法人 Nightingale 代表理事)

〔指定演題2〕

『私のプラセンタ治療』

  川口 光彦(医療法人 川口内科 院長・理事長)

〔指定演題3

『プラセンタ組織療法の現在地』

  原 靖(原クリニック 院長)

〔指定講演4

『日本におけるプラセンタ医学の発展~日本胎盤医療研究会から日本プラセンタ医学会へ~』

  長瀬 眞彦(一財)東邦医療振興財団 理事長/吉祥寺中医クリニック 院長

        順天堂大学医学部 医学教育研究室)

 〔ランチョンセミナー〕

『日本初のプラセンタエキス抽出法「W酵素分解抽出法」とは』

  宮田 哲朗(株式会社UTP 企画本部 執行役員 企画本部長)

〔パネルディスカッション〕

『今後のプラセンタ療法の発展へ向けてー現時点での課題にスポットライトを当てるー』

司会:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック 院長)

   西谷 雅史(響きの杜クリニック 院長)

〔特別講演〕

『ヒト胎盤抽出液の効果に関する基礎研究~皮膚細胞への影響~』

  中畑 泰和(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 神経機能学分野 准教授)

〔招待講演〕

『小児・AYA世代がん患者に対するがん・生殖医療の現状と課題』

  高江 正道(聖マリアンナ医科大学産婦人科学 教授)

 

『「紫河車」雑話』

  笛木 司(松花堂マツヤ薬局 代表取締役/東洋大学医学部 東洋医学研究室 客員講師

        /名古屋市立大学大学院薬学研究科生薬学分野 研究員)

第30回「日本胎盤臨床医学会」大会開催

──「免疫力を高めるアプローチ~この時代を乗り切るために~」をテーマに──

 今大会の掲げられたテーマは『この時代を乗り切るために』。
 この「時代」にはいくつかの意味を込めている。ひとつは、メインテーマでもある「新型コロナウイルスの時代を
乗り切るため」に。免疫力を高めるアプローチを模索・探求し、今後のプラセンタ診療の可能性を探ることを目的とした。
もうひとつは、新型コロナウイルスによる「日常の診療を難しくしているこの時代を乗り切るために」である。
我ら医療従事者の困難を極める現場での創意工夫を共有することで診療への活力を目指す。
 招待講演は、東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座小児外科学分野 教授 和田基氏による「胎児と腸管不全の
消化管免疫」。指定演題は、プラセンタの抗炎症・抗酸化効果、免疫調整について最新の知見について、

また当学会理事の西谷雅史氏による「未病から治療できる統合医療施設」の概要も紹介した。
 今大会の新しい試みとして、テーブルディスカッションを行った。5~6人に別れディスカッションで得られた意見を

テーブル毎に発表。一人一人が意見を出し合い「絆」を深めたことは『この時代を乗り切るために』、有意義なもので
あったと言えよう。 

〔講演の演題及び演者〕

〔指定演題1〕

『未病から治療のできる統合医療施設の実現に向けて』
  西谷 雅史(響きの杜クリニック 院長)

〔指定演題2〕

『ラエンネックのNASHにおける線維化抑制効果』

  平野 栄一(株式会社日本生物製剤ラエンネック再生医療研究センター Senior Scientist)

〔指定演題3

『胎盤の不思議な機能:免疫調整』

  大石 真巳(スノーデン株式会社 開発本部バイオ研究室 部長)

〔指定講演4

『ヒアルロン酸の抗酸化物質に対する活性増強効果 ‐ヒアルロン酸含有飲料における検討からの考察‐』

  守屋 美恵(メルスモン製薬株式会社 開発部 部長)

 〔ランチョンセミナー〕

『アマゾン熱帯雨林の民間医 シャーマンの伝統療法』

  吉野 朝(株式会社サポートジャングルクラブ  代表取締役)

〔招待講演〕

『胎児と腸管不全の消化管免疫』

  和田 基(東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座小児外科学分野  教授)

第29回「日本胎盤臨床医学会」大会開催

──「健康寿命を延ばせ! 動ける体とプラセンタ~コロナ免疫力とプラセンタ~」をテーマに──

  近年重要視される“健康寿命”。長寿は医学が目指すメインテーマのひとつではあるが、進みつつある高齢化社会

では、真に重要なのは健康寿命であり、これを幸福寿命と言う人もいる。高齢化社会の問題点は言うまでもないこと
だが…、あえて断言する「高齢化社会=負の社会」ではないと。
 「高齢化社会=多く知的財産が満ち溢れた正の社会」であり、その実現が医学の進む道である。医学の進歩と高齢
化社会は対である。ゆえに高齢化社会が進むにつれ、生活が豊かになるのが本来の医学の在り方と言えよう。
前述の解答一つが今大会テーマに掲げた「健康寿命を延ばせ!」である。イメージは、元気でパワフルな90歳が持つ
知識と経験を、後続のしっかり若い70歳に伝授し、生産性をガンガン上げる社会である。高齢者は国の財産、高齢者
が多い国ほど素晴らしい国、それが未来の姿であると願いたい。
“健康寿命”は、身体のあらゆる機能を保全または復活させることであるが、たやすく維持できるものではない。
ここでプラセンタは、アンカードラッグ(適切な表現か悩むところだが)のひとつとなりえるものである。
その可能性を模索すべく熟慮された講演と演題。これからの医師に必要可決である、患者を全身で捉える“健康寿命”
の道を考える大きなヒントを与えたと言えよう。

  

〔講演の演題及び演者〕

〔指定演題1・2〕

指定演題1『Covid-19に対するプラセンタ療法の医療的知見について』
  長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック 院長)


指定演題2『脳の衰えが気になった時に効く話』
  菅原 道仁(菅原脳神経外科クリニック 菅原クリニック 東京脳ドック 理事長)

〔指定演題3・4〕

『Russian experience of Laennec administration in patients after COVID-19』

  Dr. Alexander Chuchalin(Doctor of Medicine, Professor Scientist of the Russian Academy of Sciences)
  Dr. Olga Gromova(Doctor of Medical Sciences, Professor, Russia)

 〔ランチョンセミナー〕

『"海外の未承認医薬品の扱いに伴う輸入確認証とは

       ー患者に処方する際の医師の責任、増加する偽薬と医師のリスクー』
  今福 吉和(株式会社ウェルハート 代表取締役 / 厚生労働省 偽造医薬品・指定薬物対策推進会議 民間委員)

〔招待講演〕

『「血管」を鍛えると超健康になる!』

  池谷 敏郎(医療法人社団池谷医院 院長 / 東京医科大学客員 講師)

〔指定演題5・6・7〕

指定演題5『女性が更年期以降を幸年期とするために』  

  宗田 聡(広尾レディース 院長 / 東京慈恵会医科大学産婦人科 非常勤講師)


指定演題6『痛みとプラセンタ』
  松岡 修平(医療法人養生会 松岡医院 院長)


指定演題7『防病・健身養生の中医薬膳』 
  中條 明子(國際薬膳調理師)

2021年秋の臨時学術大会開催

──「コロナ禍においてプラセンタ療法ができること」をテーマに──

 

 

 

 

 

 

 

〔講演の演題及び演者〕

〔指定演題1〕

『肝疾患に対するプラセンタ治療について

    ーウイルス性疾患が撲滅されていく時代の中で、 プラセンタ医療の意義についてー』
  川口 光彦(川口メディカルクリニック 院長)

〔指定演題2〕

『プラセンタ組織 (胎盤埋没)療法について』

  原 靖(原クリニック 院長)

〔指定演題3〕

『耳鼻咽喉科領域におけるプラセンタ治療の応用』

  北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)

〔指定演題4〕

『美容と健康寿命 アンカードラッグのプラセンタ』

  中村 光伸(医療法人最匠会・理事長/光伸メディカルクリニック・院長)
〔指定演題5〕

『日本胎盤臨床医学会のこれから』

  長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック・院長/順天堂大学医学部医学教育研究室)
 〔パネルディスカッション〕

パネルディスカッション1『プラセンタ療法と睡眠』

  上田 容子 (医)美帆会 神楽坂ストレスクリニック 院長 )

    稗田 圭一郎 (医)五常会 鶴巻メンタルクリニック 院長)

 

パネルディスカッション2『プラセンタ療法と更年期障害』   

  北野原 正高 (きたのはら女性クリニック 院長)

  西谷 雅史 (響きの杜クリニック 院長) 

第26回「日本胎盤臨床医学会」大会開催

──「Toward resilience and well-being(健康と幸福への回復にむけて)」をテーマに──

日本胎盤臨床医学会(理事長・長瀬 眞彦)主催の第26回学術大会が、2019年11月3日(午前10時〜午後4時3分)、広島市の広島国際会議場「コスモス」で開催された。大会実行委員長は上田 容子氏(医療法人社団 美帆会 神楽坂ストレスクリニック院長)、同副委員長および総合司会は中島 真太郎氏(広島大腸肛門クリニック院長)が務めた。     今大会のテーマには「Toward resilience and well-being(健康と幸福への回復にむけて)」とされた。人は生涯において様々な困難や病気に遭遇し、最終的には一人の例外もなく神に召されるが、どんな人生を歩んでいくのかは十人十色。挫折や病気があっても回復・治癒すると、以前よりもたおやかに前進していけるようなことがあり、プラセンタ療法を日々行っている医療者は、目の前の患者様のQOLが向上する、人生が好転していく事をしばしば体験する。今回は、プラセンタの有用性に踏み込むために、臨床および基礎研究からの発表とともに、最新文献の紹介、いまだに誤解や偏見があり臨床に於いて遭遇する苦労や問題点にも触れた。 招待講演は、「睡眠」研究の第一人者である筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構長・教授である柳沢正史先生による「睡眠覚醒の謎に挑む」と、「腸内細菌」研究の第一人者である広島大学病院感染科教授である大毛宏喜先生による「腸内細菌を味方にするには」が行われた。 故・松下幸之助は戦後復興の最も目覚ましい都市は広島で、原爆による放射能の影響で75年間は草木も生えないと言われていたのに、広島の人々の再建の意志が強かったからこそ、見事な復興を遂げたと言及している。くじけることなく志さえ失わなければ困難は発展の契機となると訴え「順境よし、逆境さらによし」と言ったそう。そのresilienceはプラセンタ療法においても認めることができ、そしてwell-being(健康と幸福)への架け橋になる。たくましく復興した強く美しい街 広島での開催にふさわしい、参加者は最後まで席を立つことなく各演題に聞き入り、充実した大会となった。ちなみに懇親会に参加されたご高名な科学者である方から、こんなに楽しい学会は初めてだとのお言葉をいただいた。

 

〔講演の演題及び演者〕

基礎指定演題

ヒト網膜血管内皮細胞の酸化ストレス障害に対するメルスモンの防御効果

メルスモン製薬株式会社研究所 高橋 良樹
〔指定演題1〕

個別指導で注意したいプラセンタ治療について

~保険診療でのプラセンタ注射の適正な治療とは~

医療法人 川口内科院長 川口 光彦
〔指定演題2〕

日々の診療におけるプラセンタ療法の有用 ~アンチプラセンタの逆風をプラスに~

医療法人 いぶき会 針間産婦人科院長 金子 法子

 〔指定演題3〕

獣医学領域におけるプラセンタ療法

渡邊動物病院院長 渡邊 正俊

〔指定演題4〕

プラセンタ療法 最新文献の紹介

吉祥寺中医クリニック院長 長瀬 眞彦

〔招待講演1〕

 腸内細菌との上手な付き合い方     

        広島大学病院感染症科教授  大毛 宏喜

〔招待講演2〕

睡眠覚醒の謎に挑む

筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構長 教授 柳沢 正史

〔ディスカッション〕 プラセンタについて引っかかっている事を明らかにしよう
司会 : 神楽坂ストレスクリニック 院長 上田 容子
パネラー(50音順) : 石河 二郎 / 鄭 栄鳳 / 西谷 雅史

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