第1回「日本胎盤臨床研究会」大会開催
皆様のご協力のもと、無事終了いたしました。 厚く御礼申し上げます。
4月22日(日)、「第1回一般財団法人 日本胎盤臨床医学会大会」を都内で開催しました。
全国の医師を中心に、看護師、エステティシャンなど90名が参加するなか、開会では新田まゆみ事務局長がプラセンタに対する認知向上、西洋医療での限界にある難病の治療としての活用、全身の状態を改善しアンチエイジングを目指すという大会趣旨を語り、同研究会発起人の吉田クリニック院長・吉田健太郎MD、清水形成外科院長・清水泰雄MD、碓井クリニック院長・碓井健司MDによる講演が行われました。
吉田MDは「プラセンタ療法総論」として、プラセンタ療法の歴史、安全性、有効性、重大な副作用がないことについて、臨床経験を交え解説。頭痛や食欲不振、肝炎などの内科、肩こりや腰痛、関節痛などの整形外科、更年期障害や生理不順などの婦人科、肌荒れや乾燥肌などの皮膚科、うつ病や不安神経症などの神経科ほか、様々な領域において、ヒト胎盤を用いる注射薬、ブタ、ウマを用いる健康食品や化粧品を、症状により使い分ける有効性について述べられました。
清水MDは「外来におけるプラセンタ治療の実際」として、尋常性乾癬、顔面神経麻痺、第4頚椎脱臼骨折、前立腺がん、うつ病、慢性関節リュウマチ、子宮内膜症、アトピー性皮膚炎などの臨床例をあげ、プラセンタ療法の有効性を述べられました。
碓井MDは「プラセンタ療法」として、C型肝炎、慢性C型肝炎、肝硬変の現病歴に対するプラセンタ治療の臨床例や、副作用発現に対応するため、注射前の肝機能検査の必要性を述べられました。
また、日本臨床抗老化医学会会員の小玉靖恵氏による「患者コミュニケーションの実際」では、看護師20年のキャリアを持つ小玉氏自身が、極度の疲労と診断され対処療法を行うが症状の改善がみられず、誰にも辛さを理解してもらえずに苦労し、その時出会ったプラセンタ療法で症状を克服した経験を語られました。また、自らの経験から、プラセンタ療法導入については、患者とのコミュニケーションを十分に図り、患者の辛い気持ちを分かち合い、信頼関係を築いた上で、同意を得て治療を開始していると報告されました。
以上、皆様のお陰をもちまして成功裡に終えることができました。大会運営者を代表して皆様にお礼申し上げます。
一般財団法人 日本胎盤臨床医学会 事務局
講演内容
- 吉田クリニック院長・吉田健太郎MD
「プラセンタ療法総論」 - 清水形成外科院長・清水泰雄MD
「外来におけるプラセンタ治療の実際」 - 碓井クリニック院長・碓井健司MD
「プラセンタ療法」 - 看護師 小玉靖恵
「患者コミュニケーションの実際」