第23回「日本胎盤臨床研究会」大会開催 - 一般財団法人 日本胎盤臨床医学会

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学術集会

第23回「日本胎盤臨床研究会」大会開催

──「この闇を照らす新しい光の向こうに」をテーマに──

  日本胎盤臨床医学会(理事長・長瀬眞彦)主催の第23回学術大会が、2018年6月24日(午前9時50分〜午後4時50分)、京都市左京区吉田近衛町の京都大学医学部構内にある、芝蘭(しらん)会館で開催された。大会実行委員長は北西剛氏(きたにし耳鼻咽喉科 院長)、同副委員長および総合司会は山本俊昭氏(山本医院 院長)が務めた。

 風光明媚な京都の地での教育機関の施設を利用した大会、更に海外からの招聘講演も多数盛り込まれていることもあって、医療、美容など様々な分野の関係者やロシアからの来賓も多く詰めかけ、会場は国際的なムードに包まれての開会となった。

 今大会のテーマには「この闇を照らす新しい光の向こうに」が掲げられた。2007年以来着実に会員数を増やし、著しい発展・普及を遂げたプラセンタ研究の11年目となる大会の新たなスタートとして、様々な疾患で「闇」を抱える多くの人々を照らす「光」となるべく研究に邁進するという理念を象徴したものとなった。

 午前はロシアおよび韓国からの海外招聘講演3本を中心に、長瀬眞彦理事長(吉祥寺中医クリニック 院長)による海外プラセンタ療法の現況紹介を織り交ぜて、非常に内容の濃い講演が続いた。

 ランチョンセミナー2本を挟み、午後は招待講演2本からスタートし、研究発表3本という、大会屈指となる多くの講演が盛り込まれた内容となった。

 

 海外招聘講演では、普段あまり接する機会のないロシアや韓国といった国々のプラセンタ研究の実態が膨大な資料と共に語られ、会場に詰めかけた多くの聴視者の賛嘆を集めた。特に日本と海外でしのぎを削る研究については、国際交流の必要性を相互に深く理解した意味でも重要であったといえよう。

 現況紹介では、日本の従事者としての立場・視点で海外の現況が詳細かつ客観的に紹介され、演者のプラセンタ研究に対する真摯な姿勢が垣間見られた。

 招待講演では、現代の逼迫した懸案であるがんの早期発見に対する革新的な手法や、日本が誇るiPS細胞による心筋の再生、更には創薬といった誰もが刮目する内容についての非常に詳細なデータや研究の詳細が発表され、会場内からは熱い視線が寄せられていた。

 研究発表は、ドイツの振動医学という馴染みの薄い分野からの切り口で読み解かれたプラセンタの効能や、YNSAを利用した非常に導入しやすい診断法、さらにはプラセンタ療法の未来に通じる可能性に言及した研究など、どれも非常に新鮮かつ有意義な講演が繰り広げられ、多くの注目を集めていた。

 ランチョンセミナーでは、新たな効能が期待される乳酸菌LJ88や、化粧品に含有する諸成分についての開発者サイドからの意見など、新鮮かつ有意義な多くの情報が会場の興味を惹いていた。

 

〔講演の演題及び演者〕

〔海外招聘講演1〕

The study of the mechanisms of biological activity of MELSMON preparation (on expression of signal molecules - markers of intracellular organelles) in human endometrial and fibroblasts

Igor Kvetnoy, MD, Professor
〔海外招聘講演2〕

Metabolic therapy post - hysterectomy syndrome in women at perimenopausal age

Orazov Mekan Rakhimberdievich, MD, Professor

〔現況紹介〕 海外のプラセンタ療法の現状
吉祥寺中医クリニック院長 長瀬 眞彦
〔海外招聘講演3〕

Antioxidant effect of human placenta extract (Laennec) against oxidative stress on muscle atrophy

Jungtae Na(ナ・ジョンテ), Research Professor, Chung-Ang university, Korea

〔ランチョンセミナー1〕

胃と腸のための乳酸菌 LJ88

スノーデン株式会社 商品開発本部 開発研究部 部長 小松 靖彦

〔ランチョンセミナー2〕

医療機関における化粧品の美肌メソッド — 化粧品パッケージ裏側にある“真実”とは —

株式会社UTP 情報開発部部長 宮田 哲朗
〔招待講演1〕

血液一滴でがんを早期発見するマイクロRNA体液診断とは

国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野 分野長 落合 孝広

 

 〔招待講演2〕

  iPS細胞を用いた心筋再生と創薬研究 —「心臓」を培養皿上で再構築することは可能か? —

大阪大学医学系研究科 心血管再生医学寄附講座 寄附講座准教授 李 鐘國
〔研究発表1〕

ドイツ振動医学から読み解くプラセンタの新たな効能について

医療法人ふじいやさか ラ・ヴィータメディカルクリニック 院長 森嶌 敦友

 

〔研究発表2〕

 YNSAとプラセンタ療法2 — 導入しやすい新しい診断法と自律神経調整法

ホロス光武クリニック 院長 光武 和彦
〔研究発表3〕

 プラセンタ療法でこれまでやってきたこと、これからやろうとしていること

東京トータルライフクリニック 院長 馬渕 茂樹