第19回「日本胎盤臨床研究会」大会開催 - 一般財団法人 日本胎盤臨床医学会

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学術集会

第19回「日本胎盤臨床研究会」大会開催

「統合医療のパラダイムシフト」をテーマに、医師ら190名余が参集

日本胎盤臨床医学会(理事長・長瀬眞彦)主催の第19回学術大会が、2016年6月19日(午前9時30分~午後5時)、東京・お茶の水のソラシティーカンファレンスセンターで開催された。大会実行委員長は北野原正高氏(仙台市:きたのはら女性クリニック院長)、同副委員長および総合司会は福永伴子氏(東京:ともクリニック浜松町院長)が務めた。今大回はロシア人医師による特別発表2題が組まれたことを受けて同国からの医師・美容師・研究者など26名も加わり、大会参加者は195名を数えた。

大会テーマには「統合医療のパラダイムシフト」が掲げられた。変化への適切な対応が求められるのは第一線に立つ者なら誰でも同じだが、とりわけ医療者は専門分野を極める過程で、予想外の局面に幾度となく出会うと言われる。プラセンタ療法もその一つで、多くの医療者がそれを実際に使用してみて意外な有効性に驚き、その理由を模索しながら応用範囲を広げてきた。その意味でこの医学会大会は、参加者にとって生きた情報交換の場であり、新たな飛躍をもたらすノウハウをつかむ貴重な場でもある。

その期待に応えるために今大会は示唆に富む13題のプログラムが組まれたが、溝口徹氏(新宿溝口クリニック院長)による「分子整合医学」を論じた招待講演は、栄養学の常識を覆す知見に満ち、100分間が短く感じられるほどであった。また、今大会のためにロシアから来日した2人の女性医師(Dr.Izmaylova Tatyana, Dr.Silantiva Elena)による特別講演は、現在の同国でのプラセンタ療法への関心の高まりと深化を強く印象づけた。

研究発表(指定演題3題、臨床発表6題)は、各分野でのプラセンタの活用の実際、応用の可能性、あるいは作用機序の考察が展開され、プラセンタ療法においては文字通り劇的な「パラダイムシフト」が確実に進んでいることを示すものとなった。

〔講演の演題及び演者〕

〔招待講演〕 分子整合医学──オーソモレキュラー療法の基礎と臨床
新宿溝口クリニック 院長、オーソモレキュラー.jp 代表医師 溝口 徹
〔指定演題1〕 プラセンタ(メルスモンⓇ)の作用機序
──セロトニン親和性蛋白質に及ぼすプラセンタの影響

メルスモン製薬㈱ 研究所所長 高橋 良樹
〔指定演題2〕 当院における伝統医療と現代医療の併用療法について
東銀座タカハシクリニック 院長 高橋 博樹
〔指定演題3〕 動物由来プラセンタおよびエタノールアミンの肝保護作用の検討
クラシエ製薬㈱ 漢方研究所製品開発第2グループ 研究員 千葉 殖幹
〔臨床発表1〕 ヒト・プラセンタ・エキス投与による有害事象
 ──安全かつ効果的なプラセンタ治療法

清水スキンクリニック 院長 鄭 栄鳳
〔臨床発表2〕 いつまでも元気で若々しく>
──見た目に対するプラセンタ・動き目に対するプラセンタ

光伸メディカルクリニック 院長 中村 光伸
〔臨床発表3〕 更年期障害におけるメルスモンの効果
ますなが医院 院長 増永 荘平
〔臨床発表4〕 整形外科領域のプラセンタ応用
清水整形外科医院 院長 清水 泰雄
〔臨床発表5〕 歯科におけるプラセンタ療法とその作用機序について
熊倉歯科 院長 熊倉 正和
〔臨床発表6〕 耳鼻咽喉科領域における統合医療の役割
きたにし耳鼻咽喉科 院長 北西 剛
〔特別発表1〕 アンチエイジング・プログラムの基礎となるメタボリック補正の個別治療プロトコル
Influence of placental drug Melsmon on the mitochondrial activity of platelets in a sample in vitro

Dr.イズマイロバ タチアナ(Izmaylova Tatyana Dmitrievna)
(Doctor immunologist, Candidate of Medical Sciences, director of the cytochemical research Center)
〔特別発表2〕 生殖補助医療における胎盤抽出剤の臨床試験について
Experience with using allogeneic placental peptide drug in preparation for assisted reproduction programs

Dr.シラチェワ エレナ(Silanteva Elena Sergeevna)
(MD in obstetrics and gynecology, rehabilitation medicine)
〔ランチョンセミナー〕 オーソモレキュラー療法とは
──症例の紹介と医療用サプリメントの解説

新宿溝口クリニック チーフ栄養カウンセラー 定 真理子